1.検 査 |
(1) 喀痰塗抹・培養検査 |
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➢ 吸引痰等での塗抹検査 |
気管支内視鏡検査に伴う各種検体、「咽頭ぬぐい液」、吸引チューブによる「吸引痰」や
「胃液」で結核菌陽性となった時、感染性の高さについて、どのように考えればよいので
しょうか? |
上記の場合、結核の診断の有力な証拠となりますが、「感染性の高さ」の評価については
根拠となる研究結果が乏しいため、可能な限り「喀痰検査」を実施したうえで、胸部X線
検査所見(明らかな空洞の有無)や呼吸器症状、診断のきっかけ(健診発見か有症状受診
による発見か)などの情報も含めて「感染性の高さ」を総合的に判断することが望まれま
す。
また、結核患者の気管支鏡検査を十分な防護がなく実施することや、これに立ち会うこと
は感染性がある場合に感染の危険性が高くなると考える必要があります。
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