2.BCG |
(1) 接種に関して |
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➢ 上腕以外に接種を希望された場合 |
皮膚炎等により上腕に接種できない場合や、美容上の理由で他の部位への接種を希望さ
れる場合のBCG接種について教えてください。 |
予防接種実施規則によってBCG 接種の場所は、「上腕外側のほぼ中央部」と定められて
いますので、別の場所に接種することは認められていません。
皮膚の治療が必要な場合は、皮膚症状が改善された後に接種を行うことをお勧めします。
アトピー性皮膚炎がひどく、BCG接種する部位がジクジクしているような場合は、皮膚
がきれいになるまで待つことになります。副腎皮質ホルモン剤入りの塗布剤は、接種部
位に塗っていなければかまいません。
(平成25年改訂 BCG接種に関するQ&A集 森 亨監修)
(参考)予防接種実施規則
第五章 結核の予防接種
(接種の方法)
第十六条 結核の定期の予防接種は、経皮接種用乾燥BCGワクチンの懸濁液を上腕外
側のほぼ中央部に滴下し、管針法により一回行うものとする。
2 管針法は、接種部位の皮膚を緊張させ、懸濁液を塗った後、九本針植付けの管針を
接種皮膚面に対してほぼ垂直に保ち、これを強く圧して行うものとする。
3 接種数は二箇とし、管針の円跡は相互に接するものとする。
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