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EPA看護師・介護福祉士及びその候補者における結核の現状に関する研究
公益財団法人結核予防会結核研究所では、「EPA看護師・介護福祉士及びその候補者における結核の現状に関する研究」 に関して、2014年~2016年に全国保健所にて新登録されたフィリピン・インドネシア・ベトナム出生の患者の方が登録時にEPA看護師・介護福祉士であったか否かを匿名化したうえで情報提供して頂いています。この研究およびデータの提供に、ご質問等がありましたら下記までお問い合わせ下さい。
研究課題名:「EPA看護師・介護福祉士及びその候補者における結核の現状に関する研究」(研究代表者:河津里沙)

1. 研究の意義と目的
本邦では、インドネシア、フィリピン及びベトナムとの各国間で締結された日尼経済連携協定(日尼EPA)、日比経済連携協定(日比EPA)及び日越交換公文(日越EPA)に基づくインドネシア人・フィリピン人・ベトナム人看護師・介護福祉士候補者の受入れがそれぞれ2008年、2009年及び2014年から開始されています。候補者は母国において医療に従事していた者が多く、一般人口集団と比較して結核既感染率が高く、本邦に入国後の結核発病リスクも高いと推定されます。
EPA看護師、特に介護福祉士は、今後も医療施設や高齢者施設における受入れの増加が予想され、積極的結核スクリーニングの対象となり得えます。
本研究は、外国生まれ結核患者に対する効果的スクリーニングの検討に資する基礎データの構築を目的とし、EPA看護師介護福祉士及び候補者における結核の届出率の推定と治療成績の分析を行います。

2. 研究の方法
1) 研究期間:2018年4月1日~2019年3月31日
2) 研究方法と分析対象とする情報: ① 2014年~2016年の結核登録者情報システムのデータを用いてEPA看護師・介護福祉士及びその候補者に当てはまる条件から外国生まれ結核患者を絞り込む。② 該当患者が登録された保健所を対象に郵送式アンケート調査を行い、EPA看護師・介護福祉士の結核患者を抽出する。③ 特定されたEPA看護師・介護福祉士の結核患者の治療成績(活動性結核及び潜在性結核感染症)の分析を行う。
3) 調査情報等:結核登録者情報システム及び各保健所における患者登録票。
4) 情報の保護:結核登録者情報システムのデータは個人情報を含めないが、結核登録者番号は個人識別符号に該当するため、保健所の問い合わせのみに用い、問い合わせ終了後は、結核登録番号は削除して分析に用いる。また結核登録者番号を用いて、保健所宛問い合わせを行う際は、個人情報管理者を通して行う。

アンケート調査に関しては、回答者の名前及び所属は収集するが、本研究結果の発表によって、個人情報が明らかになり、個人が特定されることはない。またアンケート調査によって収集する情報には個人情報は含まれない。

3. 研究組織
研究機関名 公益財団法人結核予防会結核研究所
責任研究者 公益財団法人結核予防会結核研究所 河津里沙
共同研究者 公益財団法人結核予防会結核研究所 大角晃弘
共同研究者 公益財団法人結核予防会結核研究所 内村和広
個人情報管理者 同    大武岸次

4. 連絡先
公益財団法人結核予防会結核研究所 臨床・疫学部 河津里沙
mail:kawatsu@jata.or.jp
tel:042-493-5768 Fax:042-493-5529