新結核用語事典


MAC
[Mycobacterium avium complex(MAC)あるいはM. avium-M. intracellulare complexの略。]

日本の非定型(非結核性)抗酸菌症を菌種別にみると,MAC症が約7割,M.kansasii症が約2割,残りがその他の菌種による。MAC症の臨床像として,1)結核類似型:陳旧性肺結核を始めとする既存の肺疾患を有する男性に多くみられ,上葉に好発する空洞形成を伴う結節影を特徴とするタイプ,2)小結節気管支拡張型:中高年女性に多く,中葉舌区に好発し,胸膜直下の小結節の集簇と灌流気管支の肥厚と拡張を特徴とするタイプ,の2型が主であり,その他まれなものとして3)全身播種型,4)頸部リンパ節炎,がある。治療はSM,KM,EVMの注射薬のうちの1剤に,EB,RFPを加えた3薬,あるいはこれにINHを加えた4薬の併用が一般的である。健康保険の適応は認められていないが,クラリスロマイシン,ニューキノロンを加えた治療も試られている。

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