新結核用語事典


BCG接種の副作用
[side/adverse effect of BCG vaccination]

最も多いのは,BCG接種局所の皮膚および所属(液窩)リンパ節における炎症反応である。反応の強さ,大きさ,持続および瘢痕形成などが問題とされる。このような局所反応の強さは,BCG菌株,接種菌量,注射の深さ,初接種か再接種かなどの条件によって違ってくる。BCG日本株を用いた管針法による経皮接種では,皮内接種より局所反応は軽く,速やかに治癒経過をたどり,瘢痕も単に小さな白斑を呈するにすぎない。また腋窩リンパ節の腫大も,1%程度にしか観察されていない。BCG接種による重篤な結核発症は極めてまれで,全世界的にも免疫不全を伴った新生児の被接種者に少数例の報告があるにすぎない。その他,BCGによる骨髄炎についても,北欧などから報告がある。しかしBCGはその効力に比して副作用の最も小さいワクチンの一つであろう。

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