新結核用語事典


BCG
[Bacille de Calmette-Guerin]

カルメット(Calmette)とゲラン(Guérin)によって作られた弱毒化ウシ型抗酸菌で,結核予防ワクチンとして広く世界的に用いられている。1909年乳牛より分離された強毒ウシ型菌を,5%グリセリン加胆汁馬鈴薯培地上で約3週間ごとに継代を続け,13年間230代の継代後,実験動物に接種しても発病させないことが確認され,1921年に人体試験も開始された。1924年に毒力固定宣言がなされた。その後世界各国に分与され,それぞれ継代維持された結果,現在ではかなり性質の異なった亜種が多く存在している。わが国へは1925年志賀により持ち帰られ,原法どおりに維持継代されてきた。1965年172代目の菌が標準株(TOKYO172)と定められ,ワクチン製造用に用いられている。他の亜種に比して副作用が少なく,凍結乾燥後の生残率,耐熱性が優れている。

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