新結核用語事典


RFLP (IS6110-Restriction Fragment Lenght Polymorphism    :制限断片長多型分析

 結核の院内感染や集団発生が疑われる際に、分離した菌が同一株であるのかどうかを調べる方法である。結核菌のゲノムDNAをPvu IIという制限酵素で切断し、電気泳動を行いナイロン膜に転写する。そして、ゲノム上にランダムに挿入された挿入配列(IS)6110塩基配列をプローブとして用いてハイブリダイゼーションを行い反応したバンドを検出する。反応したバンドの本数はゲノム上に存在したIS6110の数を反映し、バンドの分子量は制限酵素で切断された部位とIS6110との距離を反映したもので、IS6110の数と位置という独立した2つの因子を用いて菌株を鑑別する(図)。この方法は、現時点において結核菌タイピング法の‘gold standard’となっている。しかし、分析には、高分子の精製したDNA(約1mg以上)が必要なので、生きた菌からDNAを精製する必要がある。それ故、培養等が必要で結果を得るのに時間がかかるという欠点がある。

IS6110-rflp分析の原理


※この用語解説は結核研究所ホームページ委員会が編集したものであり、日本結核病学会用語委員会により作成されたものではありません。

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