新結核用語事典


多剤耐性
[multiple drug resistance]

多種の抗結核薬に耐性であることをいう。多剤耐性結核菌は,少なくともINHおよびRFPの両薬剤に対して耐性を示す結核菌と定義されている。多剤耐性が明らかとなったのちの治療は感受性のある薬剤を数種類併用して行う。初回治療例ではまれであるが,再治療例ではときにみられる。INH,RFP,SM,EBなどの主要薬剤に耐性がある際は,菌陰性化しにくく持続排菌者となる。このような持続排菌者はクロニクス(chronics)とも呼ばれ長期入院を必要とし,予後不良で結核治療の残された問題である。

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