新結核用語事典


塗抹陽性・培養陰性(菌)
[smear-positive and culture-negative(bacilli),SPCN]

臨床材料,特に喀痰の塗抹検査で抗酸菌がみられるのに,分離培養では発育してこない現象,ならびにそのような抗酸菌。生菌か死菌かということが問題になるが,生菌であったとしても栄養要求変異を含む活性低下菌と考えられている。培養期間を延長して観察する必要がある。ときに鏡検の誤りや培養手技の不適のために塗抹陽性培養陰性となることがある。特に蛍光顕微鏡を用いて鏡検する場合や,非定型抗酸菌の場合は注意を要する。殺菌力の強いRFPが抗結核薬として使用されるようになってから,この現象がしばしばみられるようになったといわれる。

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