新結核用語事典


初期悪化
[initial aggravation]

肺結核の治療開始後,喀痰中の結核菌は減少あるいは陰性化しているにもかかわらず,胸部X線写真上陰影の増大,新陰影出現,胸水の出現,縦隔あるいは頸部リンパ節の腫脹・増大などの所見がみられる現象をいう。初回治療患者にRFPを含む化学療法を行った際ときに見られ,発現時期は治療開始後3カ月以内が多い。強力な化学療法により,急激に死滅した大量の結核菌の菌体に対する局所のアレルギーによるとの考えが支持されている。通常,同じ化学療法の継続で3〜6カ月後に改善を見る。組織像は被包乾酪性肺炎と乾酪物質吸引による肉芽腫性病変にまとめられる。

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