新結核用語事典

細胞性免疫
[cell-mediated immunity]

CD4+ヘルパーTh1細胞とCD8+細胞傷害性T細胞により担われる免疫系であり、結核菌やウィルスのような細胞内病原体を除去するために働く。結核菌に感染すると、肺胞マクロファージに貪食された結核菌は一部消化・分解され、抗原としてT細胞に提示される。結核菌抗原を認識したT細胞は、分裂しエフェクター細胞への分化を行う。これが結核菌に対する免疫の成立と考えられる。抗原提示により抗原特異的なTh1細胞への分化が誘導されると、結核菌に対する生体防御機構が備わる。Th1細胞はインターフェロン-γを分泌しマクロファージを活性化することにより、結核菌の殺菌に極めて重要な働きをしている。


※この用語解説は結核研究所ホームページ委員会が編集したものであり、日本結核病学会用語委員会により作成されたものではありません。

のトップへ   関連するテーマの記事目録免疫学的検査 基礎的な研究