新結核用語事典



[Latent tuberculosis infection]

 結核菌は通常宿主に感染した後初期変化群(Primary Complex)を形成して、一時的に休眠状態となる(休止菌)。また、結核を発病して治療を実施しても、最終的には病巣内に休眠状態の結核菌が少数残存する(持続生残菌)。これらの結核菌は通常とは異なる代謝状態にあって増殖せず、一般的な抗結核薬は奏効しない。さらにはわずかに活動性があったとしても臨床症状や放射線学的所見、細菌学的な結核の証拠がない場合は結核としての顕在性はない。これらの状況を潜在結核感染と称する。
 潜在結核感染は免疫的にしか証明しえない。方法としてはツベルクリン反応あるいはQuantiFERON-2G検査の結果を以て判定する。本格的な発病を予防するため予防内服を考慮する。


関連ページ : 予防内服

*この用語解説は結核研究所ホームページ委員会が編集したものであり、日本結核病学会用語委員会により作成されたものではありません。

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