新結核用語事典


早期まん延
[early generalization]

初期変化群が形成され,肺門リンパ節の乾酪化が進行すると,縦隔リンパ節が次々と冒され最後の関門である静脈角リンパ節に達し,ここから静脈血中に結核菌が流入する。菌は一挙に大量流入することもあれば,徐々に繰り返し流入することもある。このようにして初期変化群が自然治癒することなく進展し,リンパ血行性病変(粟粒結核症)が形成されることを早期まん延といい,小児型結核症ともいう。早期まん延の場合には,全身臓器に血行性に散布性病変を形成することはもちろんであるが,殊に髄膜炎の併発は最も危険なものである。またリンパ節乾酪化が強いためにしばしば肺門リンパ節病変の気管支内穿孔を起こし,管内散布源となる。また原発巣自体も進展悪化する。

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