新結核用語事典



[incidence of disease]

一年間に発病した患者数を人口10万対率で表したもの。実際には発病した者をすべてひろうことは不可能なので,登録された患者の数を人口で割るため,結核の統計では新登録率とも呼ばれ,当該年内に登録された患者(を除く,また当該年内に登録除外になった者を含む)数を10月1日現在の総人口で除したもの。患者の発病時の病状に応じて全結核罹患率,肺結核罹患率,感染性罹患率,塗抹陽性罹患率などに細分することもある。結核のまん延状況の最も基本的な指標であるが,発生した患者数と登録された患者数の差があることが問題である。つまり発生した患者のうちどれだけ発見されているか,発見された患者のうちどれだけ登録されているかにより左右される。日本では現行と同じ基準の率は1961年から得られるが,その後の最高値は同年の445.9である。なお,一般的な言い方では発病率,新発生率ということもある。

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