新結核用語事典


二次結核症
[secondary tuberculosis]

初感染からかなりの年数を経て発病してくる結核症で,一次結核症が初感染に引き続いて起こってくるのに対応させて二次結核症といわれる。成人の結核のほとんどがこの型であるため成人型結核症とも呼ばれ,感染から発病までの期間は数年から数十年に及ぶ。孤立性臓器結核の形を取るのが普通で,気管支や消化管,尿管などの管内を伝わって菌の散布が起こるのが特徴である。肺では一次結核症に多い肺門縦隔リンパ節の変化は伴わず,血行性散布の頻度も少ない。発病の機序としては,初感染のときに散布された小さな肺病変(二次初発巣)が,初感染巣は治っても完全に治らず,その中で生き続けた結核菌が後になって活動を再開し増殖を始めるため,ときには初感染巣自体の再燃によるためと考えられている。これに慢性肺結核の用語を与えられてきた。骨髄や腎臓などの肺外臓器の結核病変も,同様にして初感染時に血行性に散布された不顕性の病巣からの再燃が起こり,臨床症状を呈するに至ることが多いとされる。慢性に経過するため慢性孤立性臓器結核ともいわれる。

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