新結核用語事典


結核性髄膜炎
[tuberculous meningitis]

結核菌の血行散布,あるいは脳の孤立性結核結節から髄膜への進展により起こる。乳幼児では初感染に引き続き起こる場合が多いが,最近では成人でも免疫低下例にみられている。頭痛,発熱,嘔気,嘔吐,光や音に敏感,項部硬直,対光反射遅延,動眼神経麻痺,意識障害などがみられる。髄液は水様透明,ときにやや混濁,髄圧は上昇。タンパク質の増加,糖・クロールの減少,リンパ球を主とする細胞数の増加を認め,グロブリン反応やトリプトファン反応陽性化をみる。抗結核薬に副腎皮質ホルモンを併用することは髄腔ブロック形成阻止に役立つが,それでも水頭症などの後遺症で死亡することがまれではない。

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