新結核用語事典


結核死亡率
[tuberculosis mortality/death rate]

1年間の結核死亡数を人口10万対率で表したもので,特に化学療法の行なわれるようになるまで,つまり1940年代前半までの結核のまん延状況を表す最も基本的な指標である。ただし,結核のまん延そのものとは別に,対象集団の年齢構成,結核の発見・治療の効果の程度,および死亡診断の精度によって左右されることに注意しなければならない。現行の死亡分類(WHOの第9回疾病分類に準拠)では活動性結核が死亡の原因になったもの(日本の簡単分類B15)を選び,陳旧性の病巣があった場合には後遺症として別個に計算する。日本では1899年から公式の数字が知られ,1918年には史上最高の257を記録した。特定年齢別にみるとやはり1918年の15〜19歳女性の619が最高である。世界的には欧米の多くの国で18〜19世紀に200〜300を記録し,その後低下,現在国として最低の値をもっているのはオランダの0.2(1997年)である。


のトップへ    関連するテーマの記事目録結核の統計