新結核用語事典


結核結節
[tubercle]

結核菌感染による組織反応の肉眼的所見における基本型の一つである。形態は灰白色〜黄白色を呈し比較的硬く,組織学的には繁殖性〜増殖性の病変である。組織学的な特徴として中心部は乾酪性壊死層で,それを取り巻いて類上皮細胞とラングハンス巨細胞より成る特異的肉芽層がみられ,さらにその外側はリンパ球や線維芽細胞から成る非特異的な肉芽層が認められる。時期により中心壊死部の性状,大きさ,類上皮細胞層の厚さ,細胞の成熟度などはさまざまである。結核結節は結合織の増加に伴い硝子様化ないし瘢痕化して治癒する。また結核結節のすべてが中心部に乾酪壊死巣を有するのではなく,類上皮細胞のみから成る類上皮細胞結節もある。


のトップへ