新結核用語事典


頸部リンパ節結核
[cervical lymph node tuberculosis/tuberculous cervical lymphadenitis]

一次結核症としての肺門リンパ節結核に対して,頸部リンパ節結核は通常二次結核症の一つとして考えられている。古くは「るいれき」とも呼ばれた。その発生機序は明確とはいえないが,喉頭粘膜,扁桃などの微小病変から菌が頸部リンパ流に入り頸部リンパ節に病変を形成するか,あるいは初感染に引き続いたリンパ行性あるいは血行散布によるものと考えられ,いずれも長期間潜伏性に存在し,これが非特異的なリンパ節炎などにより再燃したものと考えられている。肺に活動性病変を認めないものに発病することが多い。初期には数個の頸部リンパ節が孤立的に腫脹するが,やがてリンパ節周囲炎を起こして腺塊を作り,痛みを伴うようになり,病巣はやがて硬化し,ときには膿瘍化,潰瘍・瘻孔を作る。治療は化学療法によるが,膿瘍化・瘻孔例では外科療法を必要とする。


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