新結核用語事典


エリスポット
[elispot]

ELISPOT法は、QFT検査と同様に、結核感染の有無を診断する検査方法である。この方法を用いた結核感染診断キットT-SPOT. TBの検査手順を紹介する。まず、結核感染の有無を検査する対象者から採血してリンパ球を分離し、抗ヒトインターフェロン-ガンマ(IFN-γ)抗体をコーティングしたpolyvinylidene fluoride (PVDF)膜等で底を覆った96穴培養プレートに一定量を分注する。次に結核菌特異抗原ESAT-6およびCFP-10を添加して、20時間前後培養する。結核感染者のリンパ球からはIFN-γが分泌され、その場所で直ちにPVDF膜上の抗ヒトIFN-γ抗体と結合する。この状態を可視化して、IFN-γを産生する細胞の個数を計測し、IFN-γ産生細胞の数により結核感染を診断する。T-SPOT. TBは産生されるIFN-γ量が微量であっても、また産生細胞が少数であっても検出可能なため、その感度はクォンティフェロン®TB-2G(QFT-2G)より高いとする報告が多く、特にQFT-2Gで診断できない様な、細胞性免疫が低下傾向にある人(免疫抑制剤使用者やAIDS患者等)での結核感染診断で期待が持てる。


※この用語解説は結核研究所ホームページ委員会が編集したものであり、日本結核病学会用語委員会により作成されたものではありません。


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