結核菌検査の精度管理



 結核菌検査は結核対策の「重要な柱」と位置づけられています。とりわけ喀痰塗抹検査は感染性のある患者発見や治療効果を観察する上で基本となる検査であり、その技術の質確保は結核対策(NTP)、DOTS戦略の成否を左右するものです。当プロジェクトではそのために必要な様々な研究活動がなされています。

 
 これまで様々な国で質のよい喀痰塗抹検査を確保するための精度管理が、技術のみならず検査運営、人材育成法などの総合的な視点から試みられてきました。しかしこれらの方法は国際的に統一されたものでないため、国際的に統一された実用的なガイドラインの開発が長年さけばれていました。

 この様な背景の中、この度IUATLD、WHO、JATA、KNCVからの支援を受けて米国CDCとAPHLが喀痰塗抹検査に関する外部精度管理ガイドラインが作成されました(2002年9月)。このガイドラインには結核研究所がこれまでおこなってきた多くのJICAプロジェクトでの精度管理活動の経験が生かされています。

External Quality Assessment for AFB Smear Microscopy External Quality Assessment for AFB Smear Microscopy

本の内容の詳細は以下をクリック
http://www.aphl.org/programs/infectious_diseases/eqa.cfm



参考文献:

結核菌パネルテストスライド作製と喀痰塗抹検査の精度管理に有用な抗酸菌を含んだ人工痰の調製法の検討 山田博之 他
(International Journal of Tuberculosis and Lung Disease 8月号掲載予定の論文の概要の日本語訳)
 
updated 09/11/30