世界では、有効な治療方法が確立されてから50年たった現在でも、毎日約2万5千人が結核を発病し、毎日約5000人が死亡しています。
結核は貧困層や弱者を襲い、またもっとも生産性の高い15〜54歳の人を直撃するため、貧困問題の解消を妨げる原因となっています。一方、エイズの影響により結核HIV重複感染が問題となっています。世界の全結核推定患者数の80%が22ヶ国の高負担国で占められています。
これらの国の多くでは、政府の関与の欠如による結核制圧のために最も費用対効果が高いDOTSの普及が遅れており、患者のたった5人に1人がDOTSで治療されているにすぎません。
このためDOTS戦略の普及を加速し、人材育成を強化し、良質な抗結核薬が確実に供給されることが求められています。
このような状況を打破するために、各国政府や民間の団体が一致して設立されたストップ結核パートナーシップでは2005年までに患者の70%を発見し、その85%を治癒させるという目標にむけて前進しています。
結核研究所はその有力な機関の一つです。
さらに近年、世界抗結核薬機構、エイズ・結核・マラリア対策世界基金などの新たな資源の使い方に世界の注目が集まっています。
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